珍しくクンパパがお仕事で気仙沼へ出張したよ
クパ「ふかひれたくさん食べてくるぞ!」
き「それってお仕事なの?」
お昼はさっそくふかひれ三昧
これは「ふかトロ」、ヒレの前の骨のまわりのプリプリゼラチン質を食べる
「ふかひれ丼」はむなビレのところだよ
ふかひれ入り玉子スープ、美味しかったって
ふかひれたっぷり食べたあとは工場見学へ
秋冬はふかひれをここで天日干しする
ズラリと並んだふかひれは壮観だろうな、盗難保険にも入ってるって
夏場は気温が高くて腐ってしまうから乾燥機で乾燥する
ありました、ちっちゃふかひれ
これはでっかいふかひれ、おもにアオザメ、ヨシキリザメの尾ヒレ
社長さん自らふかひれについて丁寧に説明してくれた
き「でっでたな、ジョーズ!」
でも頭だけ、なんかかわいそうだな
き「わっわっ、たくさんジョーズ!」
でもやっぱり頭だけ、それに乾燥してる
一番大きなのはウバザメ、ジンベエザメのひれ、中国では「天九翅」(テェンジュウチー)とよばれて
珍重される
き「これって、いったいいくらするんだろ」
これはひれを取った後に残る骨の部分、カルシウム、コラーゲンのサプリなどの原料になる
き「むむっ、白衣の怪しい集団!」
これから加工現場を見学だよ
水で戻したふかひれの皮を包丁で一枚一枚丁寧にはぎとる
そしてまた乾燥する
き「とっても手間がかかるんだね」
クパ「ふかひれ、高いわけだよね」
また水で戻して真空パックにして製品の出来上がり
字で書くと簡単だけど時間と手間がすごくかかるんだ
さて、工場見学会が済んだら夜は新鮮なお魚三昧で宴会が始まった
左の白身はマンボウ、右はサメの心臓、ともに地元でしか食べられない珍味だそうだ
クパ「ちょっと弱いかな」
お刺身の盛り合わせも豪華だ!
右すみはオレンジ色はホヤのきも
クパ「だいぶ弱いかも」
新鮮なさんまの生け作り
クパ「脂がのってて美味しかった、でもひかりもの生はちょっと弱いかも」
かつおのお刺身
クパ「やっぱり今が旬、脂がのってて美味しいね、でもこんなにたくさんは食べられない」
ホヤのお刺身
クパ「・・・、まったく無理」
お寿司もでてきました
クパ「食べたいんだけど、もうお腹いっぱいだー」
マグロのカマ焼き、ご主人が取りわけてくれた
クパ「えっ、まだ出てくるの」
き「残しちゃもったいないよ、ぼくは大好きなのにな」
クマ「なによ、けっきょくクンパパの食べられるもの少なかったじゃない」
クパ「たくさんお酒飲みました・・・」
クパ「オハヨウゴザイマ〜ス」
まだ昨夜のお酒の残っている朝6時30分、気仙沼の魚市場を見学
この許可証がないと市場には入れないよ
ここはマグロのせり場
カジキマグロがほとんどだった
このクロマグロはインドネシアの海から
マグロはえ縄船で釣りあげられたサメが市場へ水揚げされる
多いときはこの山が百以上のことがあるんだって
一つの山はこんな感じ
頭と内臓は処理されている
ふかひれ みーっけ
アオザメはブルーシャークっていわれるくらいで背中がきれいな青色をしている
ひれを切り離しているところ、大変な重労働
カマボコ屋さんなどの加工業者さんに引き取られる前にヒレをすべて切り取られる
切り取られた尾ヒレはこんな状態、これがふかひれになるんだね
クパ「いやー、ただ美味しい、美味しいといって食べるふかひれも漁師さん、市場の人
加工会社の従業員の方たちなど、たくさんの人の手間がかかっているんだね」
き「クンパパ、これからはふかひれ、パクパクあっという間に食べないで、じっくり味わって
食べようね」
クパ「きすけに言われたくない」
クマ「きーちゃんもごはんゆっくり食べようね」